レンタルガール・タルタル編 TOP BACK 


…人間の女の子がくるのかよ!……と、とりあえず手はだしたりしないほうがいいんだろうなぁ…
「じゃ、じゃあ彼女を…」
は目の前に立つタルタルの娘を指差した。
…このコなら…俺もヘンな気になったりしなさそうだし……な…
きわめて失礼?な動機なのだが、選ばれたタルタルの娘は知る由もない。
「わぁ!やったぁ!!」
パッと顔を輝かせ、その場で何度かジャンプした。何ともストレートな感情表現だ。
、ご指名だ。がんばってこい」
ゴブリンが羊皮紙に下手糞な字で何かを書き綴り、に手渡した。
ぶっとい指で書面を指しながら説明するが、何とかいてあるかには全く読めない。
「契約書だ。期限は3日」
「もしそれまでに、おまえのモーグリが戻らなかったら、もう一度こい」
「わからないことあったら、ここにTELLよこせ」
……ここってどこだよ!何てかいてあるんだよ!…
つっこみたくて仕方なかったが、という職業の割には小心者で気が弱いほうだったので黙ってふんふんと頷いた。
「いいよ、あとは私が説明するから」
の手をとった。子供のように小さな暖かい手。
ほんの少し、はドキドキした。女性に免疫が、ほとんどないのだ。
「私は。あなたは?」
「あ…えと………です」
「んじゃくん、よろしくね♪」


ジャンク屋マッドピクスから、二人は歩いてのレンタルハウスまで戻った。
…はぁ……こんなことなら、もうちょい掃除しとくんだった…
「ここです…」
は暗い気持ちでレンタルハウスの扉を開け、を招き入れた。
のモーグリはあまり掃除が得意ではなく、自身も掃除好きではない。
「うわぁ、男の人の部屋って感じ」
部屋に通されたはざっと室内を見回し、ひゅう、と口笛を吹いた。
の名誉の為に補足すると、狩りから帰ってきた時点でかなり部屋は荒れていた(モーグリが掃除しないから)。
そこに脱いだまんまの戦闘装備やら洗ってない下着が放りだされ、戦利品が詰まった汚れた鞄が転がっている。ベッドは寝起きのままでくしゃくしゃで、枕の下にエロビューン。
テーブルの上にはとりあえず腹へったので食べ散らかした山串の皿と飲みかけの水の瓶がおきっぱなし。
「すみません……」
は消え入りそうな声で謝った。
「んじゃね、掃除するから、ちょっと買い物いってきてくれる?」
はにっこり笑っての手にメモを握らせた。もう片方の手にハタキを持って。

「えっと…ウサ肉にバタリア菜にパママ…」
「あれ、じゃん?」
上層の露店でメモ通りに買い物をしていると、背中でよく知った声がした。
振り返ると、が所属するリンクシェルの姉御、が、にやにやしながら買い物籠の中身を覗いている。
「あ……さん…」
彼女は調理のエキスパートで、もよく串焼きを作ってもらっていた。今日も串焼きの材料の仕入れのようだ。
「珍しいね、が自炊?」
「いや、そういうわけじゃないんですけど……」
瞬間、の目がきらーん!と輝いた。
「女か!」
「なっ……」
「顔色がかわったぞ!?図星か!」
「ちちちちがいますちがいますちがいます!」
これ以上関わると、何言われるかわかったもんじゃない。
を振り切り、足早にその場を離れた。
「……ったくもぅ……あの人は…」
ため息をつきながらも、悪い気分ではないことに、気づいた。


レンタルハウスに戻ると、嘘の様に片付いていた。蒸留水の瓶に花なんか生けられている。
……うわ……
ベッド下に投げ込んでいたエロビューン(もちろん使用済)のバックナンバーがベッドの足元にきちんと積み重ねられているのを見て、は鬱になった。いやもちろん、彼女が悪いわけではないのだけど。
「おかえり〜 ごはんつくるからお風呂はいっておいで」
食材の紙袋を受け取ると、はキッチンに運び込み、調理を始めた。
「はい……」
どっちが家主かわからないような状態。
元来の押しの弱さも手伝って、いわれるがままには風呂を使う。
風呂もたいがい薄汚れていたのだが、借りたての時のようにピカピカに磨かれていた。
「……なんか……もうモグ帰ってこなくていいかも……」


風呂から上がると、食卓に野兎のグリルを中心にした夕食がセッティングされていた。
香ばしい匂いと湯気が立ち上っている。
「ごめんねー、時間なかったからざっと切って焼いただけのメニューになっちゃった」
「んでもねー、出来立てはめっちゃおいしいのよ、これ」
「おなかすいてるでしょくん?ささっ食べて食べてっ」
はにこにことまくしたて、を椅子に座らせた。自分用の食事はの横に運び込んだ(レンタルハウス備品の)タルタルスツールの上に並べている。
…そういえば、狩りから帰って来てから串焼きの残りと水しか飲んでないな…。
自分が空腹だ、と認識した途端、の腹がぐーっと鳴った。
「あ、そんじゃ、いただきますっ!」

くんは、なの?私はなの〜」
兎のグリルをものすごい勢いでたいらげ、バタリア菜のソテーを片付け、パンを流しこんだあたりでの食欲は落ち着き、デザートのチョコドリンクを飲む頃には、少し話をする余裕も出てきていた。
「冒険者、なんですか?」
見上げてくるの顔を何故かまともに見れないで、カップに目をおとしてみては訊いた。
「うん。レンタルガールはバイトなのー。いろんなヒトとお話できて楽しいからね〜」
「そうなんですか…」
は長めの髪を頭の高いところできちんと結い上げていて、微かに花の香りがした。顔立ちや体つきはタルタル族独特の幼い雰囲気だったが、話し方や立ち居振る舞いはより年上のように思えた。
「ねね、どうしてくんは、私を選んでくれたの?」
チョコドリンクを飲み終わったがつい、と立ち上がり、の膝に手を置いて訊いた。
「……え……どうして……って……」
「私、男の人に雇われたの、今回が初めてなんだよね。女の子は何遍もあるけど」
は返答に詰まった。
正直に「あんたじゃムラムラこないから」と答えていいものだろうかどうか。
カラダ目的で選ぶのも失礼な気がするが、全く範囲外、と答えるのも失礼な気がする。
「えーっと…あの…タルタルなら……俺……ヘンな気にならないと思って……ほら…俺も男だから…やっぱ…そういうの……まずいかなぁって……」
結局バカ正直に回答する。やはりの顔は見れないままだ。
「しっつれいねー」
はぷーっと頬を膨らませた。するっと体を、椅子に座ったの足の間に滑り込ませる。
「女の子借りて、何もしないつもりだったの?ボク」
小さな手がズボンのホックをぷちぷちと外し始めた。
「ちょちょちょちょちょっと…!何を…!」
「ヘンな気にさせてあげようじゃないの?」
そう言うと、何の反応も示していない自身をズボンのホックの間から引っ張り出す。
「かーわいい♪すぐ元気にしてあげる」
くったりとしたソレと、茫然としているの顔を交互に見比べると
「…さ……ちょ…っ…!」
はちゅぱっ、と音を立てて、自身を口に含んだ。
「……やめ……」
暖かくて柔らかい感触が鋭敏な器官を包み込む。そこを起点に快感が弱い電流のように立ち上りはじめた。
「………さ………」
の小さな舌が縮こまったままの器官を這い回る。飴玉でも転がすように舌全体でころころと翻弄し、時折口腔全体を使ってちう、と吸い上げた。ちゅぱ、ちゅぱ、という淫靡な水音がモーグリのいない室内に、小さく響いた。
「うぁ……」
……って……俺……なんでこんな……こんなことに……?…
吸い上げられる度にの中で何かが膨らむ。咥え込まれている自身がどくんどくん、脈を打つのが分かった。自分の股の間にとりつき、淫靡な目つきでしゃぶり付くタルタルの女。妙に片付いた自室。手料理の並んだ食卓。
全てが嘘のようで幻のようで、それでいて不思議にリアルな感覚。
「ふふ、気持ちいいの?」
が一瞬口を離し、上目遣いのままにたりと笑った。ぶるん、と彼女の口の中からそそり立った自身がこぼれ落ちた。の唾液でべたべたで、てらてら光るソレは、とても卑猥だ。
の口の周りも、同じように濡れて光っている。
「ずいぶん大きくなっちゃって♪」
言いながら、屹立した男根の根元に手を添え、ぎゅう、と力を込めた。そのまま両の掌全体で包み込み、握るように力を込めたまま、ゆっくりと上下に顫動させる。
「……くぅ……くぁ……」
やわやわと手で強弱をつけながら、は再び先端に口をつけた。硬く大きくなった自身は、とてもタルタルの小さな口には収まりきらず、先端を咥えこむのでいっぱいいっぱいのようだ。
その先端を、舌が這う。表面を丹念に舐めあげながら、カリの内側にするりと潜り込み、何かをほじりだすように、溝を執拗に行き来した。
「……くはぁ…はぁ……うぅっ…」
快楽にうかされたの手がの前髪を掴む。
それを待っていたかのようにの手が、口腔が力を込めて男根を締め上げる。同時に物理的な限界までソレを咥え込み、吸い上げながらスライドさせるように顔を口を動かしてきた。
ぐちゅ ぶちゅ じゅちゅ…
その間も舌はせわしなく動き、裏側の縫い目を丁寧になぞる。
指先が袋に触れ、こちょこちょと弄ぶ。掌と親指は意外なほど強い力で根元を不規則に締め付け、気まぐれに離し、の中の焦燥を駆り立てた。
「………はぅ……うぉ……くぅぅ…」
の漏らす喘ぎを聞いて、上目遣いのが目だけで笑う。唾液が彼女の口の端から、顎を伝って糸を引いて落ちた。
苦しいのか涙で目を潤ませたまま、口腔全体での抽送が速さを増してゆく。喉の奥まで呑み込み、先端が暖かい壁に触れる。
…もっと…!…
無意識にの髪を掴んだまま、その顔を自分の腰に引き寄せた。
「……あぅぅ……うぐ……」
が苦しげな声をあげたが、は気がつかない。衝動のまま彼女の顔を腰に打ち付ける。
の爪先は時々浮き上がり、髪で吊るされたまま口腔奉仕を要求されたような格好になったが、そんなことを気にしている余裕は、にはなかった。
もう、何かが、バクハツしてしまいそうで。

「…うぐ…くくぅ……はぁぅ……くはぅ……………!」
の口の中で、が大きく脈打った。口いっぱいに生暖かい、粟に似た匂いと液体が溢れた。



自身の精で汚したタルタルが、目の前にいるという、やはりどこか現実離れした光景。
股の間に佇むに、所在なさげには謝った。
「すみ……ません……」
…まさかタルタルにヌかれちまうなんて…
の髪はわずかに乱れ、目は潤んで頬は上気して桜色になっていた。
自身の精液と彼女の唾液で顔はひどく汚れていて、粟の匂いも相まって、どこか背徳的ないやらしさを漂わせている。
「ふふ……出しちゃったの……仕方ないコねぇ…」
がくすりと笑った。その表情に、の背中がぞくん、とした。
力尽きたはずの器官が、少しずつ熱を帯び始めているのが感じられた。


さん……したい……かも」
「…ん。いいよ…?」

タルタルの女性に欲情することになるとは思わなかったと、は内心驚いていた。
衣服を全て脱いだその身体は、ヒュームやエルヴァーンの幼児の肢体に酷似している。
胸のふくらみは殆どなく、先端の桜色の突起もあるかないかわからないぐらい、ささやかなものだ。
臍の下もつるりとしていて、襞も秘裂も隠されることなく晒されている。色もごく薄い桜色だ。
「けっこう、感じちゃってんだよね…」
ベッドの中で、は少し恥ずかしげに言った。に背を向けて、顔は見ない。
「触ってみて」
の手をとって、自身の股間へ導く。彼女の言葉どおり、の指に熱く濡れた感触がまとわりついた。
「…うわ…なんかすごい…」
の指がゆっくりと秘裂をなぞった。
「はぁぅ……」
くちゅ、くちゅ…という水の音が響き、がびくびくと身体を震わせる。
「舐めてて、女の人も気持ちよくなるんですか?」
何度も裂目を往復し、熱い液体が湧いてでるところをみつけたは、入り口をぐちゅぐちゅとかき回した。そこが「膣」といわれる部分であることぐらいは理解している。
「はぁぅ…!はぁ……っ……ねぇ……それ……素でいってる……?」
「……ってか、こっちのが気持ちよさそう…かなぁ…」
ひくひくと蠢くそこに、中指を慎重に捻じ込んだ。タルタルの膣には大きすぎず小さすぎずの質量だったらしく、じゅぶ、じゅぶとの指が沈み込んでゆく。
「ひぅぅっ……はぁぁ…」
の背中が弓なりに沿った。身体が無意識に逃れようとあがく。
さんの身体、ちっちゃくていいな…」
はあいた腕での身体を抱えた。膣に挿入した指の残りで、彼女のほかの部分を弄りにかかる。
親指で小さなクリトリスを円を描くように擦り、人差し指で裂目をぐちゅぐちゅとなぞると、腕の中での身体が、バネのように跳ねた。纏めた髪がばさばさと乱れる。
「ひぁぁっ!やぁっ!だめぇぇっ!」
身体をおさえつけ、胸のささやかな突起に手をやる。小さいが熱を帯びていて、刺激をのがすまいとぴんと屹立している。摘み上げるには小さすぎるので、指先でころころと転がした。
「はぁぁん!はぁぅん!あぁぁぁぁん!」
の指を呑み込んだ膣からどくどくっと新たな液体が溢れる。が叫ぶたび膣壁は不規則にきつく収縮し、の指を容赦なく締め上げた。
指がふやけるほどの熱い熱い感触に、の理性が、蕩けて失くなる。
「……いれて…いいですか?」
入るだろうか。という至極まっとうな疑問が一瞬頭の中をよぎったが、それでが思いとどまれるはずもなくて、
「……え……ちょ……それは…む……」
膣から指を抜いたはベッドに起き上がると向かい合わせに座らせたの膝を掬って抱え上げ、
「ちょ……やっ……」
膣口に先端を埋めると、その小さな身体を、勢いよく自らの屹立するモノの上に落とした。
「やぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!」

重力には当然逆らえず、の身体はに差し貫かれた。
みちみちみちっ…と肉の裂けるのに似た音と、同時に鉄の匂いが溢れる。
結合部から溢れる透明な液体に、赤いものが濃くまざりはじめた。
「いたいぃぃぃっっ……いやぁぁぁ……あぅっ……はぁぅっ……」
が涙と涎にまみれて泣き叫んだ。喉が反り返り、口がぱくぱくする様は断末魔のようだ。
「すげ……はいっちゃった………すっげーイイ…」
にはに注意を払う余裕は全くなかった。狭すぎるタルタルの娘の膣は熱くて気持ちよすぎて、他に何か考えろというほうが酷と言うものだ。
血の匂いも、絶叫も、意識の外で、ただ玩具のように、を突きたてた。
ぐちょぐちょという音とともに、血液混じりの液体が飛び散り、の身体が弾む。
「いやぁぁっ!あぁぁ!あぁぁぁぁん!はぁう……はぁぁん!」
その叫び声は、少しずつ痛みから来るものではなくなってきていた。
「………くん……いいよぉ……すっごい……はぁぁぅん…」
「……俺も……」
の首には腕をまわした。
が突き上げる度に背中にまわったの手がぎりっと爪を立てる。
切なそうに眉を寄せて喘ぐの表情を見て、は抽送の速度を速めた。
彼自身にも、余裕は、あまりないのだ。
「いいっ……はぁぁん……はぁぁぁぁっぅん!あぁぁううん!あぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
がびくびくと痙攣し、身体をのけぞらせて絶叫した直後
「……あぁ……俺も……」
最後にして最大の収縮に、もあっさりと降伏した。




貴方のお部屋のモーグリも、里帰りをしたいと言い出すかもしれないが、そのときはぜひ気持ちよく送り出してあげてほしい。
モーグリは、ああ見えても獣人である。ゴブリンとの連携はバッチリなのだ。
きっと留守中に、あなたのお部屋にもレンタル倉庫番を派遣する手続きをとってくれるはずである。多分。


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初の名前変更スクリプト使用SSです。
ていうか、甘いよ!砂を吐くようだよ!!
タルタルはこれが限界です…鬼畜を期待してた方いらっしゃたらごめんなさい。

今回の主人公は「いいひと。」でつぶされる戦士君想定なのです。直球オクテくんも書いてて楽しかったですわ。

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